ジョニ・ミッチェルの名曲「Both sides now」”青春の光と影”について

名曲カバー

 

今日紹介する曲は、私の中ではちょっと特別な存在、
シンガーソングライターの、Joni Mitchell  ジョニ・ミッチェルが作った曲です。

なぜ特別かというと、ジョニ・ミッチェルの好きな曲を聴くときは、気軽な気持ちで聴けないというか、あまりにも心に入ってくる音楽なので少々心の準備が必要なのですね。
普段BGMとしてはかけないですし、時々聴きたくなった時に、「よし今から聴くぞ!」みたいな。

今までこのブログに載せている曲を振り返ってみると、その様な曲はもちろん結構あります。

みなさんにも自分にとって特別なアーティスト、曲がきっとあることと思います^^

 

「Both sides now」 青春の光と影(邦題)
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、有名な曲です。

1967年にジョニ・ミッチェルが作詞作曲し、フォークシンガーのジュディ・コリンズによってリリースされた曲。その後、1969年にジョニミッチェル自身もリリースしました。

ジョニ・ミッチェルが、まだどのレコード会社とも契約がない時に、歌手のジュディ・コリンズが彼女の才能を見抜き、1967年発表の「Wildflowers」でジョニ・ミッチェルの作品を2曲収録。うちの1曲が「Both Sides Now」であり、ジュディにとってもジョニにとっても大きなヒットとなりました。

この曲はジョニミッチェルが、乗っていた飛行機の中で書き上げたそうなのですが、次のようなエピソードを言っています。

「私は飛行機でソール・ベローの『雨の王ヘンダソン』を読んでいた。本の初めで雨の王ヘンダソンもちょうど飛行機に乗っていた。彼はアフリカに向かう途中で、下に広がる雲を眺めていた。私は本を置き、同じように窓の外の雲を見た。それからすぐさま曲を書き始めたの。その時にはこの曲が有名になるなんて全く分からなかった。」(Wikipediaから抜粋)

正に、インスピレーションが降りてきて、そのまま作品が出来たというエピソードですね。

この曲をカバーしているアーティストは、すごく多くって把握しきれませんが、

ジュディ・コリンズの曲と、ジョニ・ミッチェル。あと気に入ったカバーを2曲紹介します。

 

 

アーティスト:Judy Collins ジュディ・コリンズ
曲名:Both sides now 

アーティスト:Judy Collins ジュディ・コリンズ
アルバム:『Wildflowers』1967年リリースより
Both sides now

 

 

アーティスト: Joni Michell ジョニ・ミッチェル
アルバム:『Clouds』1969年リリースより
Both sides now

 

アーティスト:Years&Years イヤーズ&イヤーズ
シングル:Both sides now 2016年リリース

イギリス、オーストラリア、トルコ出身の、2010年に結成されたイギリスのエレクトロニカバンドです。
でも、この曲はピアノとボーカルだけのカバー。ボーカルのオリー・アレクサンダーの声は、瑞々しく豊潤な歌声でとてもいいです。

 

 

アーティスト:羊毛とおはな
アルバム:「Live in Living’13」2013年リリースより
Both sides now

メンバー“羊毛”さんと“おはな”さんの、日本のアコースティックデュオ。
時間が穏やかに美しく流れる1曲。ギターも歌声も素晴らしいです。
ボーカルの“おはなさん”は、2015年36歳の若さで亡くなっています。

 

 

 

 

Joni Mitchell

Judy Collins